PergearLINEオープンチャット企画:Viltrox 56mm F1.4モニターレビュー

Pergearではユーザーのみなさんが互いに交流したり、直接ご意見を聞かせていただく場としてLINEオープンチャットを運営しています。

その中で、ユーザーのみなさんに無料モニターをお願いしています。今回はViltrox 56mm F1.4をPlumwoodさんにお使いいただき、レビューしていただきました。

★★★★★

あくまで、シロートカメラマンとしての意見です。
なお、機材は、X-E3です。

■品質
私の感覚では、製品の質としては9点/10点です。
(9点にしたのは、10点だと純正XFレンズの立ち位置がなくなるので・・)

本体もフードも金属製で、塗装を含め質感は純正XFレンズと比べても引けを取らず、ビルドクオリティは非常に優秀かと思います。
性能に比べて価格が純正品と比べて安価であり、コストパフォーマンスとしては相当優れているかと思います。

■操作感
純正XFレンズ同様、AFモードでもフォーカスリングでピント調整ができ、絞りリングも装備されてます。
どちらもほどよい重さで気持ちのよい操作感が得られます。
X-E3に装着すると、少しフロントヘビーの感じになりました。
見ため的には、もう少し大型筐体のカメラ(X-T*)につけるとぴったりハマると思います。
でも、X-E3に装着して、マニュアルフォーカスのときのリングを回す左手の位置などから、逆にこれはこれでバランスが取れていました。
これより小さいと操作性が悪くなるかもしれません(ここはあくまで私感です)

■絞りリング
AUTOとマニュアル切替以外はクリックがないタイプです。
私は各絞り値でクリックがある方が好みですが、動画撮影をされる方には使いやすいかと思われます(私は動画を撮らないのでコメントが難しいですが・・・)
例えば、F8とF5.6の2箇所だけでもクリックがあるともっと使いやすいかと思いました。
また、私はピンぼけにならないよう撮影の基本スタイルとして、シャッタースピード優先モードで撮ります。
なので、絞りリングはAUTOにしたままのほうが多いのですが、明るいレンズなのでこの撮り方にこのレンズはピッタリでした。

■フード
取付けもしっかりしていて良いです、収納する際に逆付けも可能です。

■画質
ボケは自然で柔らかいです。
この価格でこれぐらいのボケが出せるなら、周辺の解像度がどうのこうのと言わなければ私のようなシロートが使う分には十分です。
開放からちょっと絞ってF1.8ぐらいにすると、コントラストも解像度もかなり良くなると思います。
ポートレートやモノを撮る事をメインに考えると、この辺りがこのレンズの一番美味しいF値だと思いますが、被写界深度が浅いのでフォーカスの合わせ方にはちょっとコツが必要。
モノ撮りの場合はF4あたりが実用域ではないかと思います。
このあたりのF値だと明るく、解像度と透明感の感じられるスッキリとした描写になります。
花をアップで撮るときなどもそうです。
花全体にフォーカスさせるにはF4ぐらいまで絞らないと、遠いところの花弁の一部にボケが入ったりするので構図や意図にもよりますがちょっとコツがいるかもしれません。
(私感ということであくまでも参考にして下さい)
総じて、派手な色乗りではありませんが、素直なスッキリとした描写になるレンズかと思います。

■オートフォーカス
AFの精度や速度は遠/近ともに問題はないです。
被写体によっては、純正(XF23mm F2R WRやXF16mm F2.8R WR)よりもスパッと合焦する感じがしました。
ただし、動きのあるモノを撮るときはカメラ本体のAF追従特性も踏まえて、ちょっとコツが要りそうです。

■逆光耐性
逆光モードで撮影する機会はありませんでしたので、評価対象外です。

■耐久性
ある程度の期間使ってみなければわかりませんが、問題になるとすればこの点かもしれませんね。
ただ、ビルドクオリティを見る限りではすぐに不具合が出そうには思えません。

■サンプル画像
すべてシャッター優先モード(1/500と1/640)で手持ちです。

(1) F5.6 1/500
虫食い部分もリアルに太陽光に透けた葉っぱの筋がはっきり見えます。
緑と青空と薄茶色のカラーバランスと色乗りも結構いい感じです。

(2)F10 1/500
建物の薄茶色と青空と太陽光が反射して白飛び寸前ですが、しっかりと解像しています。

(3)F8 1/500
木立の隙間から空を見上げたら、赤い葉っぱを見つけたので撮りました。
このショットだけは、クロップ(66%)してあります。
濃いピンクと空のブルーと緑の絶妙のカラーバランスかと(自画自賛)。
葉っぱの筋にきっちり解像しています

(4)F2.2 1/500
曇り空でのショットだったので、少し暗めですが赤いバラの花全体に解像しています。
寄りの写真はこれぐらいまで絞るといいのではないでしょうか。

(5)F2.0 1/500
F1.4から1段絞ったピンクのバラです。
花一輪にフォーカスし、周辺のボケを含めていい感じになりますね。

(6)F1.8 1/500
F1.4から2/3段絞ったピンクのバラです、花弁の繊維にも解像しています。
赤いバラの場合にくらべこれも花全体にフォーカスしていませんが、これはこれで見られる写真かもしれません。

(7)F1.4 1/500
赤いバラの合焦点の解像度は充分。画面端の玉ボケも綺麗です。
でも、被写界深度が浅いので花全体にフォーカスしておらずこれは失敗写真です。

(8)F4.5 1/640
夕方だったのですが、青い空と白い雲それと建物の薄暗い茶色のコントラストがよかったので撮りました。
雲が真っ白に表現されていますね。

★★★★★

非常に詳細なレビューをしていただいたので、購入を検討している方にはとても参考になるのではないでしょうか。

Viltrox レンズ ロードマップ 2021

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